導入事例

特別養護老人ホーム

老人介護施設

洗濯物

肌着、フェイスタオル、バスタオル、おしぼり、食事用エプロン、パジャマ、私服、排泄処理にともなう汚れ物

特別養護老人ホームでは、日々の衣類やシーツ、タオルなどのリネン類に加え、排泄介助にともなう汚れ物の処理が欠かせません。手作業での汚物処理はスタッフにとって身体的にも精神的にも大きな負担となるうえ、衛生面でのリスクもともないます。近年では、全自動汚物除去機や大容量の業務用洗濯機・乾燥機を導入することでスタッフの作業負担を軽減し、その分の時間をご利用者様への直接的なケアに充てる施設が増えています。

 

導入事例 特別養護老人ホーム すなみ荘様

介護課長 山垣内様(右)と、久保田様(左)

新築移転をきっかけに、洗濯機と乾燥機を新しく入れ替え

広島県三原市須波、瀬戸内海を見下ろす高台に立つ特別養護老人ホーム すなみ荘様。運営する社会福祉法人松友福祉会は、1976年から三原市内で介護施設の運営を続けており、「すなみ荘」のほかにも「くすのき・めぐみ苑」や、障害者支援施設の「寿波苑」、松尾内科病院をはじめとする地域の医療機関とも連携しながら、多角的な福祉・ケア事業を展開されています。

建物の老朽化にともない、2022年に現在地へ新築移転。上層階のデッキテラスからは瀬戸内海が一望でき、開放的な環境の中で多くのご利用者様が日々の生活を送られています。要介護度の高い方も多く入所される中、職員の皆様は夏祭りなど季節の行事に工夫を凝らすなど、「一人ひとりに寄り添う介護」を大切にされています。

この新築移転にあわせて、これまで使用していた他メーカーの業務用洗濯機・乾燥機を一新。弊社の洗濯機・乾燥機、そして全自動汚物除去機を導入いただきました。今回は、看護課課長の山垣内様と、久保田様に、日々の洗濯業務の様子や導入後の変化についてお話を伺いました。


重労働だった汚物処理が大きく改善。新しい機械でシミも臭いも残らない仕上がりに

新築移転にあわせて新たに導入されたのが、全自動汚物除去機です。それまでは、浴室で汚物を手作業で洗い流してから、通常の洗濯機に入れるという方法をとられていました。

「以前はタライの中に汚物を入れて、ホースの水でザーッと流して、それを洗濯機まで運んで……という作業を何往復もしていました。水を含んでいるから重たいですし、飛び散りもあって。1日の仕事の中でも一番嫌な重労働でした」(久保田様)

汚物に直接触れながらの作業は、体力的な負担はもちろん、精神的にも大きなストレスがかかるものでした。日々の介護業務に加えてこの作業をこなすことは、現場にとって大きな課題だったといいます。


新しく導入された全自動汚物除去機「WF90」

全自動汚物除去機の導入により、その状況は大きく変わりました。

「こんな画期的な機械があるんだってびっくりしました(笑)。そのまま入れてあとは機械が作業してくれるので、仕事量も作業量も大きく減りました。汚れに触れる時間も圧倒的に減りましたね」(山垣内様)
「全然違います! 一番良いのはそこですね」(久保田様)

汚物を手作業で洗い流す工程がなくなったことで、身体的な負担はもちろん、衛生面でのリスクも大幅に軽減されたといいます。また、以前の方法では、水で洗い流したあとに洗濯機にかけても、シミが残ってしまうことが少なくなかったといいます。今回の入替では、この点でも大きな改善がありました。

「汚物除去機で洗ったら、そのまま乾燥機に移して大丈夫です。臭いもまったく残らないですし、シミも綺麗に取れています。以前は手で洗い流して洗濯機に入れてもシミが残ることが多かったので、全然違いますね」(久保田様)


洗濯機・乾燥機・汚物除去機の3台が並ぶ洗濯室

大容量で仕上がりも快適に。乾燥品質が大きく向上

日々の洗濯物の中でも量が多いのが、ご利用者様の衣類と、体の位置を支えるポジショニング用の大きなクッションです。サイズの大きなクッションは、以前は一度では乾ききらず、湿ったままになってしまうこともあったそうです。新しい乾燥機は容量が大きいため、「30分ほど運転すれば、ほとんどしっかりと乾きます」とのこと。毛布の仕上がりも以前よりふんわりとし、綿素材の衣類が多い中でもシワが気にならなくなったと、品質面でも高い満足度を語ってくださいました。


大きなポジショニングクッションも、まとめて洗濯・乾燥

洗濯物をきれいに仕上げる、折りたたみスペース

洗濯機の操作は、あらかじめプログラムされたボタンを押すだけとシンプルです。普段は30分の標準コースを使用し、急ぎの洗濯物やポータブルトイレの足元マットなどは20分程度の短縮コースを使い分けられています。

「あと何分で終わるかの時間が正確に表示されるのがすごく助かります」(久保田様)

残り時間が把握できることで、洗濯機を回している間に他の介護業務を進め、終わる時間に合わせて戻ってくるという段取りが立てやすくなったといいます。
すなみ荘様では、午前と午後でスタッフを分けて洗濯業務を行われています。午前は2名が交代制で1名体制、午後はもう少し多いスタッフでローテーションを組み、1名体制で対応。洗濯物の量が多い午前は洗濯・乾燥がメイン業務となり、午後は洗濯・乾燥に加えて機械のメンテナンス業務にも時間を充てられています。
通常の洗濯機は午前・午後合わせて3〜5回、全自動汚物除去機は3〜4回稼働し、1日あたり合計で6〜8回ほど機械が動いている計算です。汚れ物が多い日には、夜間に稼働させることもあるといいます。
その日のご利用者様お一人おひとりの状態に合わせて、柔軟に運用されている様子がうかがえました。


 

業務改善が生んだ、ご利用者様と向き合う時間

「時間的にもすごく短縮されましたよね。浮いた時間で利用者様と向き合う時間や他の介護業務に集中できるようになったので、現場としては本当に助かっています」(山垣内様)

汚物除去機の導入による重労働からの解放、そして洗濯・乾燥時間の短縮。この2つの業務改善が組み合わさることで生まれた時間は、スタッフの負担軽減だけにとどまらず、ご利用者様お一人おひとりと向き合う時間や、他の介護業務の質を高める時間として活かされています。
以前は汚物処理や洗濯機の様子を気にかけながら他の業務にあたる場面も多かったといいますが、負担が軽くなったことの効果は現場全体の雰囲気にも表れているようです。
新築移転を機に踏み切った今回の入替は、単に古い機械を新しくしたというだけでなく、スタッフが心にゆとりを持って働ける環境づくりにもつながりました。日々の洗濯業務を支える設備の入替が、結果としてご利用者様お一人おひとりへの丁寧なケアという形で還元されている。すなみ荘様の導入事例はそのよう好例といえるでしょう。


 
施設紹介 特別養護老人ホーム すなみ荘様について

すなみ荘様は、広島県三原市須波の高台に位置する特別養護老人ホームです。運営する社会福祉法人松友福祉会は、「誠実、確実、堅実」をモットーに、すなみ荘のほか、すなみ荘ショートステイ、すなみ荘デイサービスセンター、すなみ荘居宅介護支援事業所を運営し、住み慣れた地域での暮らしを幅広く支えています。

居室からは瀬戸内海の多島美を望むことができ、屋上のデッキテラスでは季節の移ろいを身近に感じながら過ごしていただけます。夏祭りややっさ踊りといった季節行事も充実しており、ご利用者様お一人おひとりに寄り添った、安心できる暮らしを大切にされています。施設見学やご相談も随時受け付けられていますので、詳しくはすなみ荘様の公式サイトをご覧ください。

特別養護老人ホームすなみ荘:https://matsutomo.or.jp/sunamiso/
 

機種選定事例

定員100名 ショートステイ20名の場合

洗濯物

  使用枚数 対象人数 処理量 洗濯物重量
肌着(上下) 1式 100名 18kg 180g
フェイスタオル 1枚 120名 12kg 100g
バスタオル 1枚 120名 42kg 350g
おしぼり 3枚 120名 3kg 25g
食事用エプロン 1枚 120名 13.2kg 110g
パジャマ(上下) 1式 100名 48kg 480g
私服(上下) 1式 120名 84kg 700g
1日の一般洗濯物重量 - 220.2kg
オムツカバー 2枚 54名 13.5kg 250g
清拭タオル 2枚 54名 3.8kg 70g
1日の汚物除去洗濯物重量 - 17.3kg
※オムツ・清拭タオルの使用は定員の45%とする。
※オムツ交換は1日2回を目安とする。

洗濯設備

  投入重量 1日の運転回数 必要台数
洗濯機WN280 21kg 11回 2台
乾燥機VG253 20kg 11回 2台
汚物除去機8kg 6.4kg 3回 1台
※1日の作業時間を4時間とした場合。
※洗濯機・乾燥機・汚物除去機ともに1回転の運転時間を40分とした場合。
※各機種とも1回の投入量を8割とした場合。

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